”元腰痛患者” 僕の腰にある爆弾

僕の腰には椎間板ヘルニアと脊椎分離症があります…

これが僕がこの治療業界に足を踏み入れた一つの理由です。

 

幼少の頃からとにかく外で遊ぶことが好き、素足で公園を走り回っている子供でした。

 

小学生からサッカーを始めて毎日、日が暮れるまでボールを追いかけ回す日々を送っていましが、小学5年生の頃には股関節の痛みで半年以上走ることが出来なくなり、6年生の頃には腰痛、中学生では膝、足首、アキレス腱など…繰り返し、繰り返し怪我をしてきました。

 

しかしこうした繰り返す怪我も腕がよく信頼できる整体の先生の出会うことができたことで怪我をしなくなり、高校までサッカーを全力で行うことができ、大学でも空手部で選手としても4年間活動することが出来ました。

 

ただ、運動することが当たり前だった学生時代も終わり、運動の機会が減った20代半ばで

ギックリ腰を繰り返し起こすようになり、ひどい時には首を俯くだけで腰から足先まで激痛が走り、いわゆる坐骨神経痛が起きる状態。

 

楽な体勢はなく、立っても座っても常に痛い。

寝る時も仰向けは激痛で出来ず、辛うじてうつ伏せで何とか寝れる状態で、大袈裟ではなく生きている心地がしませんでした。

 

そんな激痛の最中25歳の時に病院でレントゲンを撮った結果、第4腰椎と第5腰椎の間の椎間板ヘルニアと第4腰椎の分離症が見つかりました。

 

不幸中の幸いと言えるのか、既に治療業界で下積みをスタートしていたお陰で先輩治療家の方々の手厚い施術で徐々に痛みは消失していきました。

 

ただ、”ヘルニア”と”分離症”が僕の腰から消え失せた訳ではありません。

 

今も尚、僕の腰には”椎間板ヘルニア”と”分離症”が存在し続けています。

 

ここで大事なことは痛みの原因は腰にはなく、ヘルニア・分離症などの骨の異常=痛み・痺れ、ではないと言うこと。

 

海外の研究でも腰痛がない方々の腰部をMRIで撮像すると

  1.  40歳以上の59%にヘルニアなどの椎間板の異常が見られ
  2. 60歳以上の93%に椎間板の異常が見られた

骨格の異常(椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの変形)と痛みの相関はない

(Boden SD,”Abnormal magnetic-resonance scans of the lumbar spine in asymptomatic subjects. A prospective investigation.” J Bone Surg Am.1990 Mar;72(3):403-8)

 

という論文が発表されており、骨の変形=痛み・痺れではないです。

 

僕自身の腰にヘルニア・分離症があっても今現在は痛みがないのも、これによって説明がつきますよね。

 

ただし、注意すべき点もあります。

 

慢性腰痛患者では腰部を支えるインナーマッスルである多裂筋が萎縮してしまうことで背骨の安定性が失われやすくなります。

 

これによってギックリ腰や多裂筋以外の筋肉が余計に頑張ってしまうことで再び腰痛を引き起こすことがあります。

 

さらにヘルニアや分離症などの骨の変形があることで、身体のバランスも崩れるために、腰以外の場所へも負担がかかるようになってしまい、膝痛や肩の痛みの原因にもなってしまいます。

 

現在は自分の身体の状況を十分に把握でき、僕自身の身体の弱点と補うためのストレッチやエクササイズでバランスを取れるようになったため、痛みで悩まされることは無くなりましたが、爆弾が今でも腰にあり続けることは事実です。

 

僕が経験してきたような好きな運動ができなくなる悲しみや痛みで苦しむ経験をあなたにはして欲しくないですし、もし現在そういった状況であれば一刻も早くその苦しみから脱して欲しいです。

 

もし、病院や治療院選びなどでお困りでしたら、是非一度、私にご相談ください。

あなたの症状改善のために全力でサポートさせていただきます!